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二度目 四国遍路


讃岐一国参り 65番〜88番(結願)
今回も6人参加。

で、マイクロバスは前回より一回り大きいバスで横一列が4人
なので4人分の席を一人が使用。
今回で3度全く一緒の顔ぶれという事で息もピッタリ。納経の声もまたピッタリ。
初心者の私達が「・・・見たことない」と言うと「エエよ。行っておいで。・・・走らんでエエよ・・・」とか・・・とても優しい。
今回は大型バスに4台遭遇。
打つ道順は決まっているのでなるべく一緒になりたくない。
何しろ40人強の人達の納経帳・白衣・掛け軸があると、納経所ですごく時間がかかる。
なので・・・早く・・・か、立ち去った後に・・・とか・・・ちょっとビビった。
三角寺には冬桜が4分咲き。
雲辺寺は雪景色。
そうそう・・・弥谷寺
   納経を済ませて帰る時、納経所の人達(男性二人・女性一人)に「有難う御座いました」とそれぞれに声をかけた。
   すると男性二人は「ご苦労様でした」っとにこやかに答えて下さる。
   ところが女性はニコリともせず腕を組んで椅子の背中に体を持たせ(ふんぞり返った姿)てた。
   よほど何か嫌な事があったんだろうなぁ〜っと思う。
   この弥谷寺に行く道中で添乗員のYさん「ここは昔は姥捨て山だった。なので気持ち悪い道があります」との事
   「振り返らないように・・・」等と言う。
   霊感も何もない私は、何も感じず。・・・こんな時って「普通で良かった」と思う。
今回の添乗員のYさん・・・その寺の事を色々教えて下さるというより、近辺の観光の事の話の方が多かった。
なので今回新たに知った事といえば
@善通寺 駐車場から参拝する時に石で出来た太鼓橋を渡るのだけど、その両岸に男女の印がある。
       小さいので探さなければちょっと解りにくい。
そうそう・・・前回の遍路の時にすっかり「うどん好き」になった私は、今回の遍路では美味しいうどんが食べれるのが楽しみだった。
このツアー企画会社は、ちょっと他のツアーより高いらしい。
なので宿泊する宿も良いし、食べる物も良い物を食べさせてくれる。
今回は飛鳥にも招かれてうどんを振る舞ったという「おか泉」・・・昼には毎日行列が出来る。
この店一番のお勧めがこの「ひや天おろし」
20p強ある薄着のエビ他の天ぷらにレモンと出汁を掛けて食べる。
すりごまや大根おろし、生姜、ネギがたっぷりかかっていてとても美味しかった。
この他おでんや稲荷他・・・ついつい食べてしまった。
(ちなみにせっかく1キロ落とした体重。帰宅して測ったら元に戻ってた)
二日目の昼は東京のスカイツリーにも出店するという老舗の「山田」
店のたたずまいがとても素敵だった。
うどんも私好みの固すぎない」という点でおか泉より好きだなっとおもう。ただ残念な事にネギがつまらんかった。
これは前日の残りじゃないの?って感じで切り口が乾燥してた。
遠くに店を出すから地元の店が手抜きしてんじゃないの?っとちょっと皮肉な私。
それが残念。
そうそう・・・初日の昼食は三角寺の近くの「島津」という寿司屋。
ここの寿司が美味しかった。
何しろ「シャリ・・・小さ!!」「ネタ・・・デカ!!」
ちゃんと店についてから握ってくれて、汁もついてる。
Yさん曰く「この店安くて美味しいんです。これで1000円なんです」って。
この近くでお昼になる時はここで食べたら良いと思う。
ちなみにご一緒した人達には「ネタが大きすぎて食べにくい」との事。どうやら歯が丈夫って事が肝心です。(^^)


そうそう・・・宿
初日は「琴平グランドホテル 桜の砂」に泊まったのだけど、この宿はYさん「この辺りでは一番の宿です。琴平歌舞伎の人達の定宿にもなってます」との事。
相当すごかった。
生花があちこちに生けてあり料理も次から次へと暖かい物が出てくる。
朝食のバイキングもすごく、朝から食べられんじゃろ!っと思う蟹まで出てくる。
一番うれしかったのが露天風呂。
メガネを外すとほぼ見えない私が湯気の向こうに何やら赤やピンクが動いている。
うん??何??っとすぐに行って見た。
すると「バラ露天風呂」だった。
赤やピンクの薔薇が一面に浮かんでいて思わず一人で「おぉ〜〜〜♪」っと感激
(何しろひとりっきりの貸切状態)
その向こうには柚子の浮かんだ露天風呂も発見。
ひとりで行ったり来たり(^^)
優雅なひとときだった♪
二日目の宿は「石灯りの館 花樹海」だった。
ここの売りは高台にあるので景色が良い事。
それを意識して「一面ハメ殺しの窓」・・・まるで絵を見ているように景色が見える。(特に夜景が綺麗だった)
88番札所 大窪寺・・・結願しました。

伊予一国参り 41番〜64番
今回は6人の参加。
マイクロバスの横一列・・・3席が自分の席って事で、なんとも贅沢なツアーとなった。
で、山々は紅葉。
社寺の庭にある木々も紅葉。
彩に満ちた遍路だった。


驚いた事に古湧園に宿泊した時には芸者さんが席に来て、一舞してくれた。
1回目の遍路で気づかなかった事。
44番 大宝寺・・・前回は車で来たので見れなかったのだけど、樹齢1000年の杉とか500年のヒノキがある。
45番 岩屋寺・・・岩屋寺のある山は、山そのものが本体。その山が綺麗に色づいていた。
46番 浄瑠璃寺・・・鈴で太子像と繋がっていて、それを握って色々なお願いが出来る。
47番 八坂寺・・・地獄から天国を模した閻魔堂がある。
52番 太山寺・・・国宝なので蝋燭や線香を立てる場所が遠い
53番 円明寺・・・左甚五郎が彫った龍がある。それとマリア様のキリシタン灯篭もある。
           (左甚五郎は晩年愛媛県で過ごした。)
55番 南光坊・・・東西南北を守る地蔵が門の所にある。
63番 吉祥寺・・・成就石がある。



土佐一国参り  24番〜40番
前回とは違う会社のツアーに参加した。
参加者なんと・・・たったの7人
(前回の阿波一国参りは5人で催行になったとの事・・・後で解ったのだけど、この人達はほぼ同じメンバーで年に何度も四国を回られている。なので・・・たぶん・・・旅行会社も催行せざるをえないのでは・・・と思う)
大ベテランばかりの中に白い納め札の人は、私を含め2人。
他の人達は・・・緑と赤の納札。
お聞きしたら緑の納札の人は6回目。赤の納札の人は20回目との事・・・納経帳は朱印でほぼ真っ赤らしい。すごい。
今回一番良かったと思ったのは、同じ部屋になったMさん。
歳は私より7歳上。
この方が何しろポジティブな人だった。
この人は前回の阿波一国参りから参加されているので、大ベテランの人達とは二回目のツアーだそうだ。
(勿論結願迄ご一緒との事)
この大ベテランの人達から「納経時のこだわりを色々聞けて・・・すごい!!・・・」っと思った。
どんな事でも一生懸命に取り組むって事は、色々な工夫もされるんだなぁ。
線香・・・サッと出せるように1回分をストローに刺しておく。(下は落ちないようにテープがしてある)
     もう一方(ご夫婦)は、来るまでに3o幅の和紙で線香の根本を巻いておくそうだ。・・・ふぅ〜・・・その手間を
     考えると思わずため息が出る。だって夫婦なので68組も作らにゃいけん。
ライターは普通のライターでは無く、ジェット式のライターを使っている。(風で火がつかなくって困る事が無い)
蝋燭も中のシンが太い物を使う。(風で消えにくい)
・・・こんな工夫をしておられるので、流れるように納経される。・・・すごい勉強になった。
やっぱ色々な人達を知るって事は・・・素晴らしい♪

そうそう 32番 禅師峰寺の本堂の階段に「ど根性ミカン」発見♪
             (階段の石組みの細い隙間から約50p育っている)

33番 雪渓寺は干し柿が有名だとか。

39番 延光寺へお参りする時には、階段の壁を見て下さい。

      たれもみな
         からだは母の形見
             傷をつけなよ
                 おのがかたち


      たれもみな
         心は父の形見
             はずかしめなよ
                おのが心を

今回は添乗員さんが女性という事?もあり、その店で作っているという「芋ケンピ」を買ったり、ジャコ天で有名な店に寄ってくれたり・・・道の駅に寄ってくれたり・・・。
遍路だけじゃない楽しみもあった。


阿波一国参り  1番〜23番