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脱水ができない(脱水の時にモーターが回らない)

推定原因とその理由

原因そのTー1 蓋の巻

対象となるタイプ 2槽式洗濯機 半自動洗濯機 全自動洗濯機
症状が起きるのは 常時 時々
必要な道具 ドライバー
有ると便利な道具 テスター
2槽式洗濯機裏から見た図
  1. 分解方法

    1. 操作パネルの後ろを見ると、ネジが数本見えるはずです。

    2. ネジをはずして矢印方向に開いてみてください。

    3. ネジをはずしても開けなっかたら、どこかに嵌合部は無いか調べてさい。

    4. ネジや嵌合部は、中心に対してほぼ左右対称に配置されているはずです。

  2. 蓋の良否判定

    1. 操作パネルを開いた状態で、脱水蓋を開閉してみてください。

    2. 蓋の開閉に連動して動く「蓋の一部」が操作パネル内部に見えるはずです。

    3. 蓋を閉めたときに「蓋の一部」が接触する場所には、リード線がつなっがった金属片(蓋スイッチ)と操作パネルを貫いて下に通じているL字型の金具があるはずです。

    4. 蓋の開閉に応じて、金属片(蓋スイッチ)は接触と非接触を繰り返し(テスターが有れば、ON/OFFをチェックして下さい。)、L字型金具は上下を繰り返すのが正常な状態です。

    5. L字型金具は針金状のもの(ブレーキワイヤー)で脱水モーターとつながっているはずです。

    6. ブレーキの解除を確認するために、裏蓋をはずしてください。

    7. 脱水槽の真下にあるのが脱水モーターです。

    8. L字型金具を手で持って上下させてみてください。

    9. 脱水モーターの上のほうで動くものがあれば、それがブレーキです。

    10. L字型金具を手で動かせばブレーキは動くのに、蓋の開閉では動かないときは、脱水蓋を交換してください。

    11. 蓋を閉めた状態で、金属片が接触しないか、あるいはL字型金具がブレーキを解除するほどには上がらない場合も、蓋を取り替えてください。

  3. 蓋を交換する

    1. 脱水蓋を交換する場合には、古い脱水蓋をはずす前に、「蓋の一部」に取りつけてあるバネ(スプリング)の取りつけ状態をメモしてください。(もちろんデジカメやビデオカメラで記録してもOKです。)

    2. 操作パネル上にあるつまみを全てはずします。(次に行なう作業のときに、つまみ類が思わぬところまで散歩に行ってしまうのを防ぐためです。捜すのも大変ですが、取り付け状態を確認しながらはずしていないので、再取り付けに悩むことがあります。)

    3. 操作パネルの脱水槽側を浮かして、脱水蓋を取り替えます。

  4. 交換後の確認

    1. 取り替えたら、蓋の開閉に応じて、金属片(蓋スイッチ)は接触と非接触を繰り返し、ブレーキは閉じたり緩んだりしていることを確認してください。

    2. コンセントをさしこんで、試運転をしてください。

    3. 問題なければ、全てを元通りに組みつけて修理完了です。

原因そのTー2 蓋の巻

対象となるタイプ 2槽式洗濯機 半自動洗濯機 全自動洗濯機
症状が起きるのは 常時 時々
必要な道具 ドライバー
有ると便利な道具 テスター
  1. 分解方法 全自動洗濯機の上部機構

    1. 給水ホースの洗濯機側の接続をはずします。

    2. 洗濯機上部の横や後ろに有るネジをはずします。

    3. 洗濯機の上部機構をすっぽりはずします。(はずれ難い場合、給水ホースの本体接続部分を調べて下さい。ネジやプラスチック製のナットなどで止めてある場合も有ります。)

    4. 安全装置は、普通、上部機構にネジで止めてあります。

  2. 蓋の良否判定と交換

    1. 上部機構を開いた状態で、脱水蓋を開閉してみてください。

    2. 蓋の開閉に連動して動く「蓋の一部」が上部機構の内部に見えるはずです。

    3. 蓋を閉めたときに「蓋の一部」が接触する場所には、リード線がつなっがった金属片(蓋スイッチ)があるはずです。

    4. 蓋の開閉に応じて、金属片(蓋スイッチ)は接触と非接触を繰り返すのが正常な状態です。

    5. 蓋を閉めた状態でも金属片が接触しない場合は、蓋を取り替えてください。

  3. 交換後の確認

    1. 取り替えたら、蓋の開閉に応じて、金属片(蓋スイッチ)が接触と非接触を繰り返していることを確認してください。

    2. 上部機構を元通り組みつけてください。

    3. コンセントをさしこんで、試運転をしてください。

    4. 問題なければ、全てを元通りに組みつけて修理完了です。

原因そのU ブレーキワイヤーの巻

対象となるタイプ 2槽式洗濯機 半自動洗濯機 全自動洗濯機
症状が起きるのは 常時 時々
必要な道具 ドライバー
有ると便利な道具 テスター
  1. 分解方法

    [蓋の巻  2槽式洗濯機・半自動洗濯機の場合 a分解方法 ]を参照して操作パネルと裏蓋を開いてください。

  2. 良否判定

    1. 脱水蓋を開き、L字型金具を5センチぐらい上に引き上げてみてください。

    2. 抵抗なしに引き上げられるようなら、ブレーキワイヤーを交換してください。(正常なら、2〜3センチぐらいしか動かないはずです。)

    3. 抵抗なしに引き上げられなっかたら、ブレーキワイヤーでは無いのですから、元どうりにしておいて、電気屋さんに連絡してください。

  3. ブレーキワイヤーの交換とブレーキ動作の確認2槽式洗濯機のブレーキワイヤー部の模式図

    1. 脱水蓋を開いた状態で、L字型金具につなっがっているブレーキワイヤーをはずしてください。

    2. ワイヤー止め具を脱水槽からはずします。

    3. ブレーキワイヤーとブレーキがつながった部分をはずします。

    4. ワイヤー止め具を古いワイヤーから新しいワイヤーに付け替えます。

    5. 新しいワイヤーをブレーキにつなぎます。

    6. ワイヤー止め具を脱水槽に取りつけます。

    7. ワイヤーをL字型金具の調整穴の適当なところに嵌めてみます。

    8. 脱水蓋を閉じて、脱水運転をはじめます。

    9. 脱水バスケットが勢い良く回り始めたら、脱水蓋を開きます。

    10. ちゃんとブレーキが働くでしょうか?

    11. ブレーキの効きが悪かったり、ブレーキが効きっぱなしだったりしたら、L字型金具の調整穴に嵌める位置を変えて、もう一度試運転してみてください。

    12. 調整穴の適正な位置は、脱水蓋を閉じた状態のときはブレーキが解除されており、脱水蓋を開いたときにブレーキが働く状態です。

    13. 適正な位置に調整できたら、全てを元通りに組みつけて修理完了です。

更新履歴
作成者:スギデン
作成年月日:2001.7.31.

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