コラム・四方山話(免疫のことなど)
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※家庭で出来る免疫療法について こられる患者さんと話していて、意外にも、入浴が、免疫を高める治療法になっているのだということをご存知ない方が多いのに驚きました。 全身浴でも、半身浴でも、体を温めることで、血流は改善され、リラックスすることで、リンパ球数が増える(安保理論)のだといえば、ようやく、納得されるようです。 そんな説明が可能になったのは、安保先生の功績です。 細かく言えば、自律神経免疫療法の基礎になった浅見先生の「刺絡療法」もまた、その功績はたたえられるべきでした。 それはサテおき 大概の人は、入浴=体を洗うため としか、考えていないようです。 大概の治療院では、殆どといってよいほど、温熱パック、温熱療法、赤外線やマイクロ波治療器、あるいは可視総合光線などで、温熱の効果を体に与えます。 入浴は、こられ治療院での温熱療法に近い効果をもたらすことが出来るわけですから、 カラスの行水で済ませたり、神経を緊張させるシャワーの習慣は改められたほうが良いに決まっています。 ※現代の怪奇・・・飽食時代の栄養失調 世界の飢餓人口は常時一億人はいるといわれてきました。 路上生活を余儀なくされる親のいないストリートチルドレンは、南米だけでも1500万人はいるとの報告を国境無き医師団のリポートで呼んだことがあります。 方や、先進国では、肥満。糖尿病。高血圧。癌。心臓病をはじめ、ゆるすぎる生活がもたらすアレルギー疾患や免疫力の低下が問題とされているようです。 ですが・・・ちょっと待ってください。 日本を始めとする先進国の食糧事情は、「食べたいだけ食べ、飲みたいだけ飲む」ことが、日常的に行われています。 その中で見落とされているのが、「食材の偏り」つまり、栄養バランスの欠如なのです。 腹いっぱい食べるから太る・・・のではなく、忘れ去られた必須微量栄養素の欠如が代謝機能を鈍らせ、肥満のみならず、さまざまな疾患へとつながっていないでしょうか? 「人の生きるはパンのみによるに非ず」とは、キリストの言葉ですが、体内で休み無く続けられるエネルギーの生産過程では、わずかといえども必要な栄養素が欠けていては 荷物を配達しようにも車が無い・・・のと同じなのです。 昔の人は、「好き嫌いをせず、何でも食べなければ」・・・と子供に言い聞かせていました。 あれこそが、実は、免疫力を落とさないための大切な「しつけ」だったわけです。 免疫力を上げる食べ物は何か・・・と考える前に、いろんなものを好き嫌いせずに、少しずつでも、満遍なく摂取することが、体内に必要な栄養バランスを整え、それがそのまま、個人の免疫力向上につながるわけですから、高価なサブリメントなどにすがる必要は無いものと考えます。 逆に気をつけるべきことは、概して、甘いもの、乳製品、揚げ物の油のとりすぎのはずです。 厄介な皮膚炎などに罹りたくなかったら、是非、このことにだけは注意を払われたほうがいいと考えます。 |
※免疫を高めるために体のバランスを取り戻す 人の体は本当に精巧に出来ています。 知らないうちに病原菌を退治していたり、命令しなくても、傷口を自分で修復しています。 科学も医学も物理学も、人体を含めたこの自然・大宇宙の謎を解明しようと懸命な努力を続けています。 私たちはそんな自分自身の体をあまり知りません。 思考が、肺呼吸で取り込んだ酸素の80パーセントを消費しなければならないことも・・・・ 運動すれば、筋肉が疲労しますね。 あなたは、どんな激しい運動も、実は、取り込まれた酸素の20パーセントも消費はしないということをご存知でしょうか? 私がそれを体で知ったのは、30代前半の「座禅」によってでした。 思考をとめれば、人は、殆ど「無呼吸」状態でいられるのです。 人は、心が緊張し、戦闘モードに入ると、呼吸数が増えます。 逆に、心を純一にし、ただ感じるだけの状態でいれば、息を止めたまま、水中に長いこともぐり続けることも出来ます。 リラックスして、考えすぎないこと・・・・ その訓練をしてきた人は少ないのです。 悩み。苦しみ・悲しみ・怒りは血流を極端に悪くし、鍼灸で言うところの「於血」を増やします。 怒り多くすれば人は「肝」を破り、悲しみ深ければ人肺を患う・・・と古典にあります。 いずれも、免疫力を超える障害となるための発症 ですから、自分には出来なくても、私は人様に 悲しくても笑え・腹が立っても笑え・辛いときも寂しいときもとにかく笑えと言う様にしています。変ですかね。 あ 肝心なことを忘れていました。 ここで述べたかったことは、私たちは普段、何かにつけ体のどこかを緊張させており、それは習慣的に誰でも身につけているけれど、逆に、「あ、いま、体のあの部分が余分な緊張をしているな・・・だから、緊張を解くことにしよう」・・・ということが習慣となっていない・・・ことなんです。 初めての患者さんは、緊張するのでしょうか、「力を抜いてください」と頼んでも、力んだまま。多くの方が、自分で体を硬くしてしまっていることが自覚できていないのです」 それが体のどこであれ、緊張(戦闘モードが必要なとき)は血液を粘くし、血流を悪くさせています。 交感神経優位の時ばかりではなく副交感神経優位の時間も必要なわけですからどんなに忙しくても、バランスを崩さないために、時には静かにゆったりした時間を持つよう、生活を見直されたらいかがでしょうか? |
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