BoogieHouse 25周年記念ライヴパーティ
2010.2.27 周南市 BoogieHouse




警察に通報されそうな怪しい雰囲気
1985、旧徳山市にひとつのライヴハウスが誕生した。お店の名前はブギハウス。オープンさせたのは広島出身で当時徳山でサラリーマンをしていた森永セイジ氏。誰からも「ライヴハウスなんてこの街でやっても一年ももたないよ」と云われたそうだ。それが今年の2月で丸25年です。四半世紀です。お店を守って来たマスター森永氏に感謝です。そんなお店を愛するミュージシャン達が一同に会してのお祭りが行われた。


BOOGIE HOUSE
25thANNIVERSARY
LIVE PARTY



開演時間を少し過ぎて、わたくしサンコー☆コイケが会場に到着した時には既にお店の外に大勢の人がいた。店内に入れない出演者達です。聞けばお店はお客さんで超満員なのだそうだ。仕方なくビルの一階に入っているうどん屋さんの軒を借りて待機する事となった。





この日出演を予定しているのは九州〜中国地区の13のバンド、こんなに多くのバンドが一夜で演奏したことがあるだろうか?まるで高校生のイベントのようだ。勿論時間も膨大にかかる。演奏曲数が各々3曲づつと暗黙の了解で決まっていたものの、セットの入れ替えにも時間がかかる為1バンド30分程度を要する。出演順も自己申告制となっているようで我々もメンバーが全員そろった時点で先発のバンドに「次NJBBね」と伝え待機する。

さていよいよ我々の出番が来た。店内に入るともの凄い熱気。酸素も少ない感じがした。
手早く準備を済ませ演奏開始。今回の為に用意した曲はオリジナル曲とソウル系、ブルース系の各一曲づつ、
3曲とは云え、ちゃんとショーとして成立させようと、練りに練った選曲です。
出番待ちの間、お店の外でお客さんから差し入れのバーボンとおつまみを頬張るメンバー達





画像を見られてお気づきの方も多いと思いますが、今回はいつもの黒装束はありません、自分たちで見ても何か違うバンドのようです。





このイベントのトリを努めるのは福岡から参戦のSTRANGE PAPAS(ストレンジパパス)。お店のオーナー森永セイジ氏率いるスーパーなバンドなんです。個人的に楽しみだったのはドラムの坂田鬼平氏。氏はあの伝説のバンド、サンハウスのドラマーだった人です。タイトでパワフルなドラミングは今も尚健在、感動しました。
元サンハウスの鬼平氏 今も尚パワフルで魂のこもったドラムを叩く
全ての演奏が終わってみると時計の針は午前3時を回っていた。楽しい時間はあっという間に過ぎると云うが、3時は凄い!しかも多くのお客さんも残って盛り上がってくれている。本当にこの小屋のパワーは凄い!こんな素敵な空間で演奏できる事を誇りに思った夜でした。
今夜の主役森永セイジ氏





2010.2/28 Text:サンコー☆コイケ  Photo:K.Fukui