芸能生活20周年記念コンサート
2009.7.4&5 周南市 BoogieHouse



1989年1度きりのセッションバンドとして産声を揚げたNJBBは今年結成20周年を迎えた。 これまで活動できたのも応援してくれた人達のお陰だ。そんな感謝の気持ちを込めて何か出来ないか思案した結果、 ライブバンドらしく記念のショーを2夜連続でする事になった。かくして「NJBB芸能生活20周年記念コンサート」の幕は切って落とされた。

7/4
会場となるブギハウスヘ集まったメンバー、スタッフは、まず会場の設営を行った。舞台の最後部の壁に垂れ幕を掛けたり、動因が予想される数だけの席を作ったり皆で積極的に行った。リハーサル開始。久々のブギハウスにNJの音が響く。やっぱりここの音はよい。それぞれに配置された楽器がひとつとなって会場全体に広がる。他ではなかなか出せない音だ。ここを訪れるミュージシャンが絶賛するのもうなずける。更にオペレートするマスター森永氏もミュージシャンだから余計に良い音が生まれる。





さてリハーサルはサンコー☆コイケがソロをとる曲から始めた。♪あしたは休みだ♪おばちゃんドライバーは、今回の為にアレンジを少し変えたので、確認も兼ねて何度か繰り替えしてみた。ワンマンならではの贅沢に使える時間が嬉しい。結局数曲を残し殆どの曲をリハで演奏した。リハでやり過ぎると本番で疲れが出ると誰かが云っていたけれど、いざしっかりリハーサルをすると、心地よい疲れと共に安心感とでも云うか気持ちが落ち着くから不思議だ。





リハも終わりヘアメイク着替えをテキパキ済ませ、食事の為会場近くの居酒屋2階の座敷きに移動。本番でのスタミナをここで補う。メンバーが絶賛していたのはでっかい卵焼き。ホクホクで出汁が効いていて旨い。

ガソリンも入ったところで会場へ戻ると既に満員の様子。JRで事故があったらしく電車が遅延しているとの事、間に合わないお客さんを配慮し20分オシで始める事にした。早くから待っているお客さんには申し訳ないが、なるべくショーの頭から見て欲しいとの判断だ。

20:20ショーの開始を告げる前説が始まった。今回も専属前説のおねいさんの落ち着いた声が会場を笑いの渦に包んでいた。「NJBBのキャンペーン、リサイクルよりリサイタル、エコよりエロへ」のフレーズが会場を沸かしていた。我々も耳をすまして笑わせてもらった。そして今回特別に演出されたオープニングムービーが流れる。時の流れをテーマに作ったモノです。その中にメンバーが飛び込んでいく。出囃子のリズムにお客さんの手拍子が加わり開演の準備は整った。











ショーの前半は往年のR&Bのカヴァーを中心に演奏。今回の為に新曲も取り入れた。常連のお客さんにも新鮮な構成だったのではなかったろうか。お馴染みのトークも20年を振り返る話で盛り上がった。会場のブギハウスにちなんでブルースコーナーもあり。バラエティー豊かな構成の一端を担った。途中10分の休憩を挟んで後半はNJBBのオリジナルのコミカルサイドに突入。♪焼肉サンバ。♪おばちゃんドライバー。♪美人課長28歳などユーモアたっぷりの曲が続く。アンコールの♪もえろごみの日まで全21曲が終わった。時計の針は22:30を回っていた。

ショーも終わり常連のお客さんとメンバー、スタッフで楽しい打ち上げに突入。お客さんに頂いたケーキ、日本酒などでを楽しみながら打ち上げは深夜迄続いた。呑み足りないメンバーたちは更に足を伸ばし市内の居酒屋へ向かう。ブギハウスのマスター森永氏も合流して宴は続く。それでも呑み足りないメンバーがいたらしく?朝方まで呑み語っていたとか…こうして1夜目が終了した。











7/517:00に会場入りしたメンバー達、少しお疲れの様子。ハードなツアーをこなしている連中の凄さを痛感した。しかし今夜も楽しいショーを演るぞと、昨夜の反省点を踏まえリハーサルに突入。リズムが合っていない曲。キメが曖昧な曲。曲間がいまいちな曲。メンバーそれぞれが気になる箇所を細かくチェックした。


2
夜目のショーがスタート。昨夜のお客さんにも増して温かく出迎えてくれる。演奏曲は1昨夜から1曲省いた20曲の演奏となった。昨夜のショーで咽を酷使したオックン☆モリの声は渋みに磨きがかかっていた。体力の限界までと云わんばかりのサンコー☆コイケのパフォーマンスは会場を縦横無尽に駆けずり回っていた。スラップ奏法でお客さんの黄色い声を誘っていたチューリンもノリノリ。黙々とビートを刻むテンキチのドラム。熱くなったフロントマンと相まって絶妙なバランスを保ていた。昇天寸前?かと思えるトモのギターもいつも以上の冴えを魅せていた。リンリンの旋律も、少ないリハーサル期間で器用にビートにのせていた。

これまで
20人以上のミュージシャンがこのNJBBに携わってきた。みんなその時代のNJBBに貢献してくれた。しかし今はこのメンバーで演る事が一番だと感じる。旨く書けないけれどバランスがよいのだ。そして何よりこのメンバーで演ることが楽しい。本番中メンバーの顔を見ながらこの節目の瞬間に立ち会えた事をうれしく思った。






















2夜連続で行った「芸能生活20周年記念コンサート」。沢山の人から温かいお祝のメッセージを頂き本当に感謝感謝である。NJBBはこれからも走り続けます。ファンの皆さんの喜ぶ顔が何よりの励みです。これからも応援宜しくお願いします。



















2009.7/13 Text:サンコー☆コイケ  Photo:K.Fukui
画像提供:たえさんありがとうございました。