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ブギハウスは21年前より営業を続けているライブハウスだ。これまで山崎まさよしをはじめとする有能なアーティストを世に送り出してきた。リーダーも、20代の初めより出入りしていて、わずかな期間だが働いていたこともあった。ベースのチュ〜リンは、店主モリナガ氏が率いていたハウスバンド「ファイブストリートバンド」のメンバーとして活躍していた。メンバーにゆかりの深い小屋でのショーは、まさに里帰り的な要素がある。
午後4時重い扉を開け店に入る。歴史を感じる匂い、ブギの香りが出迎えてくれる。楽器の搬入を終わらせて、リハーサルの準備に取りかかる。ドラムのキックからサウンドチェックが始まる。ドッドッドッドッと乾いた生音に、スピーカーから出てくる音が混ざり合っていく。ブギハウスは小屋の性質上、舞台内と会場との音の差が少ない。昔「子供ばんど」の「うじきつよし」さんが、『お客さんと同じ音を演奏者が聴いて、演奏者が盛り上がり、盛り上がった演奏者が出す音を又演奏者が聴き・・・これは画期的なシステムだ!』云われていたのを思い出した。
リハーサルが始まった。曲の頭から流して行く。曲間のタイミングや稽古不足でフィーリングの合わない曲を詰めながらバランスを追い込んでいく。しかしミキサーの前に座っているのは、自身もミュージシャンとして活動しているモリナガ氏。細かな注文などしなくても、演奏しやすい、聴きやすい、心地よい音が場内を包んでいく。キーボードのバランスが強調されすぎてはいないかとリンリンが不安がっていたが、氏の「ええバランスよ」の声に、一同「じゃ本番よろしくお願いします」と舞台を降りた。
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