ブルースナイト

2005.7.2 周南市 ブギハウス





西日本屈指の、ブルースのメッカ「ブギハウス」で定期的に開催されるブルースのイベント。「ブルースナイト」に出演しました。県内?全国でもブルースを演奏しているバンドは非常に少なく。ジャンル的にも結構マイナーな分野です。しかし演奏している方も、観ている方も、ある一線を越えると、とても楽しい音楽なんです。我々はブルースを専門に演奏している訳ではありませんが、ブルースは我々の音楽のルーツなんです。「シュポ!」にしても「美人課長28歳」にしても実はそうなんです。

さて今回「ブルースナイト」に出演する事が決まり。メンバー間で選曲、構成、演出を練りました。曲はいつもショーの前半で演奏する、R&B、ブルースのカヴァーのみで、シュポ!課長などのオリジナルは一切なし。構成はトークなしで演奏のみで勝負。そして衣装はいつもの黒スーツではなく、個人のセルフプロデュースによる自由!これが結構楽しみでした。

今回の共演は、岩国の「ブルーズワークショップ」 Dr,B,G,Pf の4人編成でベースは、「ジャックポット」でもおなじみの「CHINTA」さん。そして今や日本を代表するブルースマン「Seiji」氏率いる「Seiji&Doi・Masa」です。

午後8時トップバッター「ブルーズワークショップ」の演奏スタート。『わしらはなんちゃってブルースバンドじゃけ〜』と言ってる割には、なかなか渋い演奏を披露していました。午後9時過ぎ、いよいよ我々の出番です。今回は前説も出囃子もなしで、いきなりトークからスタート!あれっ?トークなしじゃなかったっけ?ま〜リーダーは喋らないと死ぬらしいので、しょうがないですなっ。
ショーは淡々と進んで行きますが、演奏する方は結構必死です。なにせ稽古も不十分。しかしその緊張感がブルースのええところ。ベースが引っ張ったり、ハーモニカにドラムが絡んだり。稽古でやらないアドリブが気持ちよいのです。

最後は「Seiji&Doi・Masa」です。実はリーダー、このバンドに時々ハーモニカで参加しているんです。この日もNJBBの演奏終了後。煙草を1本吸ったらすぐまた舞台に上がりました。唸るギターとセクシーな歌声の「Seiji]氏。お客さんも大盛り上がりで、一緒に唄っていました。アンコールでは、ドラムに我等がニシ☆テンキチ、ギターに「ブルーズワークショップ」のKINTAさん。このセッションがまた緊張して気持ちよいのです。

ショーが終わり出演者の皆で駅前の屋台へ。夕方から降っていた雨が本降りになり。アスファルトに打ち付ける雨の跳ね返りを気にしつつ「ビール4本!」「俺焼酎!芋でロック」「おでん適当に盛って」「ラーメン4つ」「みっちゃん焼きぃ〜」と調子こいて呑んでいたら、雨が屋台までやってきて、足のクルブシが浸かる位まで増水してきました。まだまだ呑み足りませんでしたが、自然の猛威には適わず、残念ながらお開き。帰りのタクシーでは運転手さんが『これ以上進むと車が浮くから、ここから歩けんかね〜』と。「おいおい!自宅までまだ500mはあるぞ」結局運転手さんに頑張ってもらい。無事帰宅しました。あ〜今日は最後までブルースでした。

「ブルースナイト」またチャンスがあれば出演したいですね。 
共演の皆様、そしてご来場頂いた皆様有難うございました。



PHOTO::Kyoko.F / TEXT:TAKAFUM.C  2005.7.9