特産のナシでチーズケーキ
県立大生がレシピづくり
須金のひまわり会と商品開発
【写真説明】チーズケーキを試作した学生と会員たち
周南市の須金地区の女性団体、須金の里ひまわり会(福田麗子会長)の加工部会が県立大学看護栄養学部の教員や学生の協力で新しい特産品づくりに取り組み、22日は須金農村環境改善センターで学生が作り方を考えたナシ入りのチーズケーキを一緒に調理しながら作り方などを検討した。この事業はこの日が最後だが、今後は同会で商品化に向けた活動を続ける。
新しい特産品づくりは県が23年度から始めた中山間地域元気創出若者活動支援事業の取り組み。県内の7大学1高専の学生が教員と一緒に15の事業に参加し、須金では県立大学が特産品づくりと健康づくりを支援し、健康づくりは学生たちが高齢者向けに転倒予防や熱中症の講義などをした。
このほか徳山大生が大津島の住民の将来像、夢プランづくりを手伝ったり、岩国市では山口大生が体験型修学旅行の受け入れ、下関市菊川町の都市農村交流を支援するなど多彩な内容で展開している。
ひまわり会は須金地区の夢プランづくりがきっかけで3年前に発足し、高齢者が定期的に集まる“それーねの日”開催や、ナシなど須金の特産品を生かした加工品づくりにも挑戦してきた。
今回の特産品づくりでは11、12、1月と3回、管理栄養士を目指す学生たちが同センターを訪れ、1回目はナシのコンポートケーキやゆずコショウなどひまわり会がこれまでに作った加工品を紹介して意見交換し、2回目は学生がナシを使った5品目のレシピを考えて大学で実際に作って持参した。そして3回目は商品化する候補をナシ入りのチーズケーキとゼリーに絞り、3年の学生3人と田中マキ子教授が訪れて同センターの調理実習室で加工部会の5人と一緒に作った。
学生と会員はケーキに入れるナシの量や型枠への並べ方、焼き時間などを熱心に話し合いながら調理。福田会長(69)は「私たちでは考えつかないことも提案してもらえた」と手ごたえを感じて笑顔。
学生も学外で住民と一緒の活動は初めてで、広田裕実さんは「ナシのチーズケーキは自分でもこれまで食べたことがなかったのでおいしくできたよかった。ものすごくいい経験になった」▽千松仁美さんは「教えてもらうことばかりだった」▽倉益望さんは「苦手なチーズケーキと大好きなナシの組み合わせは新しい発見で、いろんな人に食べていただきたい」と話し、活動に参加できたことを喜んでいた。