へっぽこPC作成記〜黎明篇〜


自作PC/AT互換機・5号機

幻となった自作5号機は、2001年に作成されたPSO専用マシン、だった。 というのもダークファルスを倒したあとハード設定でしばらくプレイしていたが、1人でやるのは無理があるので3ヶ月くらいで解体したのだ。「OSを立ち上げてPSOを起動してしばらくすると必ずフリーズする」、という現象に悩まされながらなんとか動作してた。

CASE   自作ダンボール製ミニタワー
M/B SOYO
 SY-6VBA133
オークションで入手したもの
CPU P3-866MHz メモリがPC100なので×6.5で650MHz駆動
ASUSの河童下駄も購入。
RAM 64MB 実家のカッティングマシン用PCから抜く
HDD WD 10GB メインマシンから抜く
CD SD-W2002 メインマシンから抜いたDVD-RAM
VGA GeForce256 “GeForceMX?16MB、ビデオ出力付”のふれこみでオークションで入手したものの、中身は128ZXでVRAM8MB、TV解像度がVGAまでという紛い物。メモリチップにMXという文字があったので(根拠はそれだけ)出品者が勘違いしたらしい。「知らんのならそんなタイトルつけるな」と一応は言ったが、以前のオークション事件のこともあるのでやんわり口調でおとなしく引き下がった。ちなみにGeForceに16MBの製品などあるはず無い。
結局フロンティアでGeForce256ボードを買う羽目に。
SB SB128PCI Digital 以前間違って買ったものだがこんなところで役に立った。

こんな感じ↓

DVD−RAMドライブだ前面吸気ファン

総評:
「ダンボールは燃えるからアブナイ」と言われてましたが、熱対策してるから全然アツくはありませんでしたな。


自作PC/AT互換機・6号機
 (今回のミッション:自作ケースでコンパクトなマシンを作ってみよう)

無線LANを使用するにはCDからドライバを入れないといけない‥コレガのUSBスティック型無線LANアダプタJOP-U236BK改、JOP-UT236BK仕様

やっと動くまでに至った余りモノ&もらい物を集めて作ったマシン。カミさん用に居間のテレビにつないで使う予定。ワイヤレスのマウスはもう買ってある。有線LAN工事をしようかとも思ったが、市営住宅に穴を開けるのは禁止なので断念。4年くらい前のPCのスペックだが結構、軽快に動いた。
上記マウスは構造上の欠点で電源スイッチが無い。充電しても3日しかもたないとあってはとてもじゃないが使用に耐えない。結局普通のマウス(\398)を買ってきて使用することに。
<2003.4.4>無線LANアダプタを購入してやっと動作確認OK。
<2003.10.28>何となく3DMark2001SEを計測したら”740”というすんげぇ記録が…。要するに最新の3Dゲームは出来ないというこったな。今度はFFベンチでもやってみるか?
<2004.3.18>ヤフオクで566を入手したので載せ替え。ゲタもMS-6905からS370-DLに変更。ついでにメインマシン組替えで余ったメモリを入れて合計512MBに‥と思ったら何故か384MBしか認識していない。まあこれだけあればWEBプラウズ主体なら充分快適。ちなみにFFベンチやってみたらスコアが871だった。クッ‥
<2004.3.31>S370-DLのマニュアルに載っていない隠し設定を調べるためあれこれやってみる。案の定、電圧下げられることが判明。1段ずつピン位置を換えて1.45、1.40、1.35、1.30Vまでは起動確認出来た。これならEzraコアのC3も定格で使えそうだ。
<2004.4.1>子供にゲームをやらそうと思ってゲームパッド(LOASのJOP-U236BK)をつなぐが、何故か認識したりしなかったり。しても途中で固まったり。バラして掃除したがダメ。皆目検討がつかん。で、しょうがないからまた同じモノ買ってきました。壊れたのをバラした時にわかったのが連射ボタンの穴と配線があるってことだ。要するに姉妹品である連射機能付パッドの連射ボタンだけが無くてシールで隠してあるだけのようだ。ということはジャンクのリモコンかなんかのボタンをつければ連射機能が使えるのだろうか?
<2004.4.2>で、新品のをバラして実際にやってみたら‥できました。連射が。あとはオープンしたばかりのハードオフでジャンクのリモコンのボタンでもくっつけようか?しかし連射の有無で\100(定価)しか違わないなんてサギだよ。実売なら数十円の差。ヤマ電には置いてないからしょうがないけど。ジャンクのリモコンもタダじゃねえからやめとこう。そのうち丁度いいのが見つかるだろうし。
<2004.4.3>で、結局古い方のボタンをカッターで削って作ってみたのがコレ↑だ。う゛っ‥、やや見栄えは悪くなってしまったが一応使える。しかしゴムってキレイに切れないもんだな。ちなみにもう”ボタン4”の文字が擦り減ってやがる。結局、連射なんて使わないんだけど自己満足だからOK。
<2004.4.12>しばらくいじることもないと思っていたのだが、9号機に使用する予定だったCyrixIIIが使えなかったので急遽こちらで試すことになった。結果から言えば何故か再インストールすることもなく普通に動いたのだが、どう設定してもFSBを133MHzにすることが出来なかった。で、結局500MHzで起動したのだが、wcpuidで倍率変更できることを発見した!というよりネットで調べてみるとCyrixユーザーなら常識らしかった。具体的には300〜700MHzまでは試した。12倍まで設定可能のようだが、さすがにそれはムリでしょう。ちなみに500MHzでもWEB閲覧くらいなら問題ないレベルでした。一つ解らないのはwcpuidが2次キャッシュを64KBあると認識している点だ。通称Samuel1(C5A)は128KBの1次キャッシュしか搭載していないはずなのだが‥。でもなんか得した気分だからいいや。
<2004.4.13>ナゾが解けた。気になったのでCPU外して確かめたら667/1.9Vじゃなくて667A/1.6Vって書いてあった。これはSamuel2(C5B)だったのだ。2次キャッシュ内蔵型のC5Bに切り替わる一時期、CyrixIIIとC3の表記がごちゃ混ぜになってる頃があった。しかもヤフオクで出品されていた時の写真は箱だけでCPU自体がどちらかわからなかったのだ。それ故、誰からも入札がないままオレが\1,000で落札したわけだ。こりゃ得した。
<2004.4.13>9号機でC5Bが使えるようになったのでとりあえずまたセレに戻した。
<2004.11.14>おもむろにPCを起動しようとしたが通電するもののPOSTどころかVGABIOSさえ出ない。しばらくあの手この手でいじくっていたら、どうやら基板上のジャンパがCyrixをつけてた時のままだったようだ。で、おそらくこれでいいんじゃないかというところで何とか起動。だがBIOSいじってると何故か途中でフリーズする。設定が決まったところですかさずセーブして再起動。しかしMe起動中に青画面が出てディスク書き込みエラー?が…。どうやらHDDが不調のようだな。今度ヒマな時に再インストールしなくては。
<200?.?.?>おもむろにたまたま手に入ったXPProをインストールしてみる。メモリが96MBしかないため異様に遅い。ちゃんと動作してるけど。やっぱXPはキツイみたいなのでヒマがあればW2Kにでも入れ直してやろう。
<2005.3.31>会社から持って帰った15”CRTの動作確認をする。型番は「FMV−DP84Y4」で最大解像度はXGAという貧弱なモニタだがちゃんと映ってる。しかし最近主流の液晶と比べるとデカイし重い!
<2005.?.?>全然使わないので結局バラした。

OS WinXP Professional 成り行きで手に入れたOS。XPはHomeEditionでも十分だと思う。
case 自作 もらい物のスチール製ミドルタワー、250W電源&吸気FAN*1
居間に置くにはデカすぎるので\398で買ってきたビデオ&コミックケースを加工して
パーツを詰め込む。当初、電源は外出しだったが今は中出し細型の電源を内蔵している
オンボード機能の無いSlot1マザーにしてはコンパクトに収まった方だろう
M/B SOYO SY-6VBA133 PSO専用マシンに使ってた奴だ
CPU Celeron 566MHz 会社の人が余らせていたセレ466をいただく
ヤフオクで入手した河童566に載せ替える。78MHz×8.5までは動作確認した
Cyrixにはどうもイヤな思い出があるが‥
CPUクーラーには未使用のまま置いていたサーマルテックのブツからファンを取り除いた結構大き目のヒートシンクのみ
結局またセレに戻す
RAM 64+32MB 256MBのメモリがDVD±RWドライブへと物々交換になったので余ったメモリを使用中
HDD WD 10GB フロンティア神代で40GBのジャンク買って、メインマシンのスレイブからお下がり
CD-ROM ?  *24、会社の人にもらった
省スペースにするため内蔵しないことにした。ドライバやOS等のインスト時にだけつなぐ
VGA SPARKLE SP6800TC とりあえずビデオ出力付きの128ZXだが解像度がVGAまでなのがツライ
結局ビデオ出力付きのGF2MX(\4980)を買ってきて挿すがTVだとSVGAまでしか表示できなかった
×2AGP,32MB,D-SUB,DVI-I,S-VIDEO
SB SB128PCI Digital 結構、基板の高さがあり、ケース上部を削るハメになった
なぜか原因不明で音が鳴らないことが多い
LAN corega Stick-11 USB接続の無線LANアダプタ(\7,000くらいした)
PCの使用頻度からするとかなり高価な買い物だった

参考までに、C5Bをのせた時にFFベンチやってみたら300MHz動作時のスコアが424、700MHz動作時で718だった。

総評:
涼しげなスケルトンボディにギャルの視線はくぎづけ!
夏休みの自由研究にいかが?


自作PC/AT互換機・8号機
 (今回のミッション:どんどん小型化を目指せ、汚水弐号機よりも省スペースかつ非力なマシンでバックトゥザフューチャー!)

<2003.8.21>現品ドットコム(吉野電装)で前からどーしても気になっていてしょうがなかったが、ついに手を出してしまったPCA-6151が届く。使用済みジャンクなので、とりあえずバイト先でほこりを落とす。
<2003.8.23>とりあえずFMV-S16IIIAに寄生させて(ISAに挿さずに電源取っただけ)起動を試みる。動いた。が、何も繋いでないのでココまで。
しかしEDOSIMM32MBでWinはキビしいだろうな。安くないがじゃんぱらとかで64MB買うかな…、32MBゴミになるけど。それよりまず最初に2.5”→3.5”変換コネクタを調達せねば。
<2003.11.27>これ以上お金かけてもたいしたモノになりそうにないので、先月で開発を打ち切りました。ISAバスのLANカードとUSBカードなんて無いし。
<2004.3.15>ヤフオクに出品して処分することに決定。SBCそのものはいつかまた手を出すかも知れんが今回は終了。
<2004.4.12>余談だがハードオフで探してみると結構ISAのLANボードってあるんだよね。それでネットに繋げられたんだろうけど。

M/B Advantech PCA-6151 そのスジでは有名なISAバスM/B
水処理関係の設備に組み込まれていたらしいというのが
ミョーに親近感をそそる
CPU P54C 200MHz K6-2が使えるらしいが下駄が無い
400MHzにしたらMeにしよう
OS Win98SE これくらいが軽くていいんじゃないかと
case - 可能な限り小さく
電源 未定 小型化のためスイッチング電源を加工しようかと
しかしK6-2にした場合に消費電流倍増だからな…
RAM EDO SIMM 16+16MB 最低でも32+32MBにしないとまともに動作しないだろう
HDD 2.5" 変換ケーブルはヤマ電で買った。
事前調査どおりこのままじゃ挿さらないのでカッターで削る
とりあえず3.5"HDDをつないだ
CD-ROM ?  問題が多いらしいので繋がない
VGA SiS5596 チップセット内蔵
SB - 要ドータカード、BEEPでWAVEエミュレートするか?
LAN - 要ドータカード
USB - 要ドータカード、USBがないのはすごく不便

 


自作PC/AT互換機・9号機
 (今回のミッション:自作ケースでA4ノート並みの薄型マシンを作ってみよう)

かなりムリがあるコネクタ類 こんな感じでまとめてます
ドリルと半田ごてで作った吸気口 結局デカ過ぎて使えなかった ジャンクの電源
ごく普通のケーブルなので取り回しに苦労する 最後にLAN用の穴を作って完成

<2004.4.5〜6>ハードオフで見つけたマザボと電源(※パーツの墓場参照)でニューマシンの構想がほぼ固まる。PCIのグラボに関しては今回の趣旨に反するため、動作チェックをしたのみで今回は使用しない。
<2004.4.8>何か良いケースはないかと\100ショップを徘徊する。と、丁度良さげなA4のファイルケースを見つける(ただし税込み\157だったが)。持って帰ってマザボ、HDD、電源を入れてみてレイアウトを決める。
<2004.4.9>実家へ行き、ドリルでケースに穴を空けていく。空けた穴に半田ごてを突っ込んで形を整える。コネクタ類の穴も同様に行う。
<2004.4.12>ケースに穴あけの続き。帰ってから気づいたがLANコネクタ用の穴を忘れてた。また空けに行かなくては‥。ヤフオクで落札した”CyrixIII-667”が届いたので早速挿してみる。が、どうも上手く動かない。再インストールを試みるも”残り時間184分”(※通常30-60分の表示が出る)などとほざきやがる。昼寝をしつつ2時間待って見てみたら”残り時間133分、23%経過”だとう!すかさずリセット。まあ、このマザボにCyrixはほぼムリっぽいことは事前にわかっていたので、ファンレスの静音マシンは諦めることにしてセレ566に戻す。
<2004.4.13>海外でBIOSの更新履歴を調べていたら、最新版は”Samuel2(C5B)に対応”、とあったのでアップデートしてまたまた載せ換えてみるとすんなり動いちゃった。ただしwcpuidでの倍率変更は不可だったので500MHzでしか動作できないのが残念だ。しかも電圧が1.8Vも出てるのでやっぱりC5Aを探した方が良さげ。ちなみにLANポート用に空けたケースの穴だが、HDDが邪魔してつけられなかった。HDDを2.5"にすればつけられるだろうが当面無線LANなので使うこともないだろう。
<2004.4.22>パーツの墓場にも書いたがヒートシンクがデカ過ぎてコンデンサと干渉するため、結局FANレスは諦めて元のソケ7用クーラーを装着。2ピンを無理やり3ピンのコネクタに挿している。
<2004.8.15>盆休みでちょいと時間があったので、というよりやりかけだったのを思い出したので最後の仕上げ。HDDの搭載位置をずらすためドリルでネジ穴を開ける。これでやっとLANのコネクタを増設できた。ただLANモジュールのケーブルが短くてギリギリ届く程度だったのでマザーのコネクタへ挿すのにひと苦労。
<2010.8.29>XPならDMAが使えるそうなので光学ドライブをつないでインストしようとしたが、開始後すぐにブルー画面でエラーを吐いて先に進まない。じゃあMeでなんとかしてみようかと思ったが、最新のブラウザが使えない。無線LAN子機のドライバが無い。結局使い道はないということがわかった。もう廃棄しかない。

OS WinMe いつものOS、W2K以降はIDEのドライバがないのでPIO動作するため使いものにならない
case 自作 6号機と同じく半透明のケース。大きさは往年の98ノート並み
M/B PCchips M741LMRT ベアボーンの流行を生み出した?オールインワンマザーの草分けっぽい奴
CPU CyrixIII 667@500MHz 結局、河童セレ566に戻す。
元々がFC-PGA対応ではないので電圧が1.75V出てるようだが動いてるからいっか
CPUファンはAVC製の余り物で若干うるさい

C3に落ち着くが丁度いいヒートシンクがみつからないのでソケ7用の2ピンFANを使用
RAM 256MB 6号機で2枚目に挿したら128MBしか認識しなかったのでこちらでフルに使うことにした
HDD Quantum FB 15GB ジャンクでもらったAptivaに入っていたやつ。オレの中では結構静かだと評判です
CD-ROM ?  ノート用なら内蔵出来るかも知れんが使わんだろう
VGA 内蔵 オンボード8MB
SB 内蔵 音源はオンボードでOKな主義
LAN 内蔵 6号機でも使ってるUSB接続の無線LANアダプタを使用する

総評:
SiSチップセットにC3-500MHzの組み合わせはK6-233のAptivaより遅いような気がする。CPUパワーはともかくメモリアクセスが遅すぎるのは致命的。NESエミュでさえ満足に動かないし、WEBブラウズもしばしば待たされる。ひと昔前のオールインワン基板すべてに言えることだが、VGA、サウンド、LANともにソフト制御なのでCPUパワーをかなり喰っているのが原因のようだ。ちなみにWEBブラウズに関してはUSBの無線LANの方が少し反応が良いように感じる。
いつ捨てようか…