七夕

7月6日、療養病棟において、七夕の行事を行いました。


2000年7月。関東では台風上陸と群発地震に戦々恐々とし、南では九州、
沖縄サミットにリカちゃん人形が便乗。解散総選挙も無事終わり、日本は
一喜一憂しながらこの日を迎えた。
7月7日。今回の七夕行事は、”肌もピチピチ、水も弾くぞ、三姉妹”が担当
責任者となり、平均年齢20.3歳の若い思考、若い力を存分に披露した。
まずは ”七夕の歌”。キーボードの生演奏による贅沢な一品。しかし、その
贅沢さの割に寂しかったのは曲調の所為か、歌詞の所為か。”本当は怖い
グリム童話”でも書いてあるように、童話や童謡には何気なく覚えていた
歌詞の響きが、視点と思考を変える事によってガラリと豹変する特性を持って
いる。


”七夕の歌”も類に漏れず、その独特の歌詞からその響きがグロテスクに
なってしまうのかもしれない。”七夕の歌”も終わり、次に行われたのは、
”風船まわしてバーン”といういつもの冴えないネーミングのゲーム。
このゲームの担当者は可憐な三姉妹の次女。彦星チーム、織姫チームが
それぞれ一列横隊になり、それを中央で二分割する。分割されて四つに
分かれた 縦隊の中央側には、それぞれ看護婦と男性介護職員が配置され、
反対の端には風船送り役がスタンバイ。そしていよいよゲームのスタート。
どんどん送られて来る風船を男と女が抱き合って割るという設定だったのだが。


実際には皆それぞれが思い思いの割り方(踏み潰す、抱き割り等)をしていた。
ガッカリ・・・・。これは、七個の風船をどれだけ早く割れるかという競技で、
あまりの破裂音の大きさにあらっビックリ。かなり心臓に悪かった。ドキドキな
スリル満点ゲーム”風船まわしてバーン”はかなり強烈なインパクトと盛り
上がりを見せた。
ここで一息、休憩に入った。休憩では、ラムネ菓子が振る舞われ、その食べ
やすさが好評を博していたらしい。休憩も終わり、次のゲームスタート。
その名は”夜空に星を”ロマンチストの三女が考え出したネーミングで、
どこかのC級ラブコメディなんかにありがちな題。そんな素敵な三女が考え
出したゲームとは・・・。金・銀・黄に彩られた星達を廊下の中央ラインに
整列させ、それを新聞紙を丸めて作った細長い棒で自分陣内に引き寄せる
という最近した事のあるようなゲームだった。その星達は黒く塗りたくった
大判用紙に貼られる運命になっていた。


星達の運命やいかに・・・。なんてもったいつけているうちにゲームは終了。
様々な大きさの星達が一つまた一つと順調に貼られていった。場内思わず
呆然。あまりの華麗さに皆々そろって感服するばかり。
ところで長女は何をしていたのでしょう。彼女は司会としてこの行事を
仕切っていたのです。ゲーム後に配られた6・7月生まれの方々へ送る
誕生日カードの制作など様々な裏方もこなし、長女の役目を立派に果たして
いたのでした。
7月7日。牽牛と織女が年に一度出会える日。三人の織女達は、それぞれの
牽牛と瞬く天の川を眺める事が出来たのでしょうか。七夕行事も素晴らしい
評価を受け、大層素敵なロマンスがあった事でしょう。真実は天の川にでも
沈めておきましょう。